2021年 6月20日

夜原稿を書き始めたが、全く進まなかった。『カインの末裔』は有島武郎の代表作だが、実はあまり好きではない。有島なら有名な『生まれ出づる悩み』や『小さき者へ』、評論が好きだ。 有島を読み始めたのは一年の冬。当時近代文学の授業を担当していた先生が…

2021年 6月19日

太宰治について書こうと思ったが、やめた。もう二年くらい太宰をしっかり読んでいない。 雨。朝から雨がふっていた。大学近くの坂を下りようとすると、信号待ちの軽トラが目に入る。三人の男。おじいさん、おじさん、こども。が横並びで乗車している。親子三…

2021年 6月18日

最近、友達のグループでラジオをしている。 ラジオといってもリアルタイムで放送するものではなく、あらかじめ収録したものをLINEでシェアするもので、感覚としてはradikoをきいているときに近い。 たしかはじまったのは1カ月くらい前で、僕はまだ一本も…

2021年 6月17日

ある言葉に対してもともと持っていたイメージが、ある時からパッと変わることってある。 僕にとっては「天使」という言葉がそうだ。「天使」という言葉にもともと持っていたイメージは、西洋人の乳幼児に羽が生えているベタなイメージで、僕は無神論者だから…

2021年 6月16日

荒井裕樹さんの新刊をよみおわった。感想はまた書く。

2021年 6月15日

久々に日記らしい日記を書こうと思う。 朝。起き抜けに友達と電話をした。本当は前日の深夜にする予定だったんだけど、僕が寝てしまったので朝にしてもらった。約1時間、何を話したかは内緒なのさ。 昼。二限が終わって、昼休みに近所の定食屋に出かけた。僕…

2021年 6月14日

精神的むち打ち症とでも言うべき瞬間がある。心が力任せに揺さぶられて、なにもかもがわからなくなって、余韻。 普段生活して嫌なこと、かなしいこと、つらいこと、そういう事があったらそうなるけど、ここで書きたいのは、芸術についてのことだ。 なにか、…

2021年 6月13日

昨日の日記を書いて、立て続けて今日の日記を書く。なんだか昔通っていた英語塾を思い出してしまう。小学2年から中学1年まで通っていたのだが、小学校5年くらいに、ひと夏毎日英語で日記を書くように言われ、よく一週間分の日記を日曜(塾は月曜だった)にま…

2021年 6月12日

15年ぶりくらいに読み聞かせをしてもらった。特に大学に入ってからはテクストを読み返し、メモし(なんか初期の大江健三郎みたいな書き方だ)、書き込みしながら読む癖がついてしまって、はじめから最後まで流れるように物語を味わうことがなかったから、そ…

2021年 6月11日

予定されていた読書会が中止になって、なんか本でも買って読もうかと思って本屋に出かけた。まず水中書店で、平田俊子『スバらしいバス』を買った。この本のことは知らなかったし、平田俊子さんの名前も知らなかったが、都バス、関東バス、東急バス、小田急…

2021年 6月10日

食事シーンが良い小説には名作が多い。 多分誰かがすでに言ってることだと思うけど、知らないので自説だということにしておく。音楽を描くのが難しいように、味覚を筆の力でたちあげるのはかなりの技量がいるだろうから、好い小説が書けるのは当然と言えば当…

2021年 6月9日

TwitterとInstagramを一旦辞めることにした。 最近のTwitterは「何か言わなきゃ」という気持ちがあまりに誘発されやすいし、それにつられていろいろ書いてしまって、自分の言葉がすり減ってしまう感覚がある。言葉、いうより自分自身がすり減らされていると…

2021年 6月8日

ふくれ面して黙ってるかと思えば 止まらないほどおしゃべりになる ホールデン・コールフィールドみたいとかなんとか言われて ゴキゲンになるようなタイプ (ピチカート・ファイヴ「エアプレイン」) 中学生のころ国語教師から「『ライ麦畑でつかまえて』の主人…

2021年 6月7日

最近周りに創作をする友人が増えている。小説を書いたり絵をかいたりする友人、ゲームのシナリオをかいたり少女漫画の原作をかいたりする友人、音楽を作る友人、脚本を書いている友人、舞台美術をやっている友人、ダンスをやっている友人などなどいろいろ。 …

2021年 6月6日

ベッドがガタガタと揺れ、隣で女の声がして目を覚ました。 急いであたりを見渡すと、勿論横に女などおらず、ベッドは揺れていなかった(そもそも僕の家にあるものは構造上ゆれない)。 物音がして、横の部屋からか、上の部屋からかベッドのガタガタ揺れる音…

2021年 6月5日

大学に行って、野下さんとあった。野下さんが大学で用事を済ませている間、僕は大江健三郎を読んだり、友達のラジオをきいたりして時間を潰していた。 18時頃用事が済んでから、2人で歩き始めた。最近は野下さんとあった時は歩くのが暗黙の了解のようになっ…

2021年 6月4日

随分遅くなったが、4日の日記を書く。 最近夕方頃に『古畑任三郎』の再放送がやっている。録画してみると、田村正和若いなぁ、ゲスト若いなぁ、と思うと同時に画質が全然違うと思う。なんというか、色合いがいまのドラマと全然違うというか。しかし、なぜか…

2021年 6月3日

野下さんと新文芸坐で京マチ子特集をみた。 みたのは『鍵』と『穴』で、両作とも市川崑監督作品。 谷崎潤一郎一流の変態的な愛欲が絡み合うブラックな『鍵』、ユーモア、アクション、サスペンスをこの上なく見事に兼ね備えた『穴』。京マチ子が良いのはもち…

2021年 6月2日

あれやこれやと忙しく、日記を書くのが遅くなってしまった。 ピンク・フロイド『狂気』がチャート一位になったニュースをみた。もう半世紀前も前のアルバムなのに、突然なにがあったんだろう。『狂気』は中学のころはじめてきいて、一回きいたきり通してはき…

2021年 6月1日

6月に入った。最近急激に暑くなった気がする。寒い時期よりも暑い時期よりも、暑い時期に変わりつつある時期が1番こたえる。すぐぐったりしてベッドでうつ伏せになっている。 そのせいで(?)元々薄かったオンライン授業へのやる気もさらに薄れ、授業開始15分…

2021年 5月31日

夜井の頭公園を散歩した。骨伝導イヤホンをかけ、ひとりで公園内をぐるぐると回った。井の頭公園は、1度入ってしまえば、食物が食道から胃へ、胃から小腸へ、と進んでいくように、何も考えずとも進んでいくことができる。 公園には行き場をなくしたらしき若…

2021年 5月30日

人文学畑に首を突っ込んでいると、「この人、(人)文学の人やなあ」と思う人にしばしば出会う。どういう人達か。彼らは中高からバリバリ文学や哲学を読んでいる。今まで会った人で例を挙げると、高校の頃に三島由紀夫全集(40巻超え!彼によると三島は書簡まで…

2021年 5月29日

「言葉のドレスコード」について考える。千葉雅也さんが昨日つぶやいていたけど、言葉にはドレスコードがある。敬語とかそういうものがわかりやすいんだけど、例えば大学の友達と話している時と高校の頃の友達と話す時のドレスコードは違うんだろう。この「…

2021年 5月28日

ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』読書会が終わって、同じゼミ生の山口さん、野下さんと一緒に帰った。 JR市ヶ谷駅で山口さんと別れ、しばらく野下さんと歩いた。歩いていて、つくづく東京という街は面白いな、と思った。昨日は道に迷いながら途中…

2021年 5月27日

一限のゼミで、ゼミ生の投票によるゼミ長、副ゼミ長決めがあった。 ゼミ長、副ゼミ長にふさわしいと思う人の名前をかいた紙を提出し、指導教員が読み上げていくのだが、S君、Kさん、O君、Nさんとかが選ばれるんだろうなあ、とぼんやり考えてたらあれやこ…

2021年 5月26日

通販番組のような安っぽいセットに、彼女は一人立っていた。綺麗な顔で、笑ってなにやら喋っているようだが、自分の耳にはなにも届かない。すると彼女はどこからともなく食器用洗剤を取り出した。これからそれを紹介するのかと思いきや、彼女はなんとそれを…

2021年 5月25日

今日は弟の誕生日だった。なんとなく照れくさくて、電話ではなくLINEのバースデーカードで「お誕生日おめでとう」と送った。 自分と弟は全くと言っていいほど似ていない。しかも2人ともかなり偏った人間なので以前母に「あんた達は足して2で割ったら、普通な…

2021年 5月24日

久しぶりの晴れで、井の頭公園をぶらぶらと歩いた。無地の黒Tシャツに、ダボダボのデニム生地パンツにクロックス。クロックスを履くのはずいぶん久しぶりだ。 井の頭公園は好きだ。池をぐるっと囲むコースがしっかりあって、頭を使わずともそのコース通りに…

2021年 5月23日

質問箱に「彼女欲しいですか?」ときていた。放っておいたが、今日は一日中本を磨いていて(本当にフロー状態だった)、日記に書くことがないので、「彼女欲しいですか?」について書く。 端的にいえるのは、「彼女/彼氏欲しい」という言葉には、ひとりの人間…

2021年 5月22日

18時半に新宿駅南改札で野下さんと集合して、軽食をとってから映画を見に行った。 池袋の新文芸坐で黒沢清『地獄の警備員』をみた。タイトルからB級ホラーを期待したのだが、良い意味で裏切られた。 いつもなら、良い映画をみた後、それを誰かに話したいなあ…