2021年 5月31日

井の頭公園を散歩した。骨伝導イヤホンをかけ、ひとりで公園内をぐるぐると回った。井の頭公園は、1度入ってしまえば、食物が食道から胃へ、胃から小腸へ、と進んでいくように、何も考えずとも進んでいくことができる。

 

公園には行き場をなくしたらしき若い人たちがたくさん集まっていた。ベンチで、アンプに繋がれていないエレキギターをチャキチャキ弾いてる女の子、泣いている女性の背中をゆっくりとさする恋人らしき男性、木の下にブルーシートをしいて酒をあおる若者たち。夜の井の頭公園には不思議な連帯感がある。

 

ふと足元に目を落とすと、昆虫が仰向けでバタバタと足を動かしていた。つまみあげるとクワガタで、もう明日から6月だ、夏だな、と近くの樹にそっと移してやった。

 

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