2021年 6月6日

ベッドがガタガタと揺れ、隣で女の声がして目を覚ました。

急いであたりを見渡すと、勿論横に女などおらず、ベッドは揺れていなかった(そもそも僕の家にあるものは構造上ゆれない)。

 

物音がして、横の部屋からか、上の部屋からかベッドのガタガタ揺れる音と女の笑い声が聞こえてくる。どうやら、妙な錯覚に陥っていたらしい。

 

時計を見るとまだ眠りについてから4時間しかたってない。バイトのために早く寝なければ、と思うが、寝付けない。思えば思うほど寝付けないことはよくあることだが、珍しく全く寝付けず、次第に空が白み始め、部屋の中にカーテンごしの陽が入ってきた。しかたない、と諦めて起き上がろうとするが、力がうまく入らない。立ち上がってもふらふらする。そればかりか、頭が、まるでハム肉のようにぎゅっと縛り付けられているようで苦しかった。うっすらと吐き気もあって、おなかの調子もよくないらしい。仰向けになってじっと耐えていたが、バイトまであと2時間になって、無理だな、とさとって「すみません。体調不良で休みます。」とメールをした。

 

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